今回のサイエンス教室は魚とイカの解剖を行いました。
魚は、家庭ではすでに食材として「切り身」になっている状態で目にすることが多いと思います。
今回は何も処理されていない状態の魚をまるまる一匹、子どもたちの手で切り開いてもらいました。
そして、えらや心臓、肝臓、胃、腸などの器官を取り出し、観察しました。
血が出たり、寄生虫がついていたり、魚の処理に慣れていない子どもにとってはショッキングな光景だったかもしれません。
しかし、私たちが普段「食材」として扱っている動物たちにも、こうして生命を維持するための器官が備わっていて、ひとつの立派な生命であるということが子どもたちに伝わったと思います。
解剖を通して、体の仕組みを学ぶのももちろんですが、普段私たちが食べているのは「食材」ではなく、ほかの動物の「命」であるということをもう一度思い出す機会になればうれしいです。
★注意★
解剖とは動物のからだを調べることです。むやみに内臓を傷つけたり、つぶしたりすることとは違います。
魚の解剖であればおうちでも簡単にできますが、動物への尊厳を忘れないように行いましょう。